書き初めは、日本で何世紀にもわたって祝われてきた古い伝統です。
書道の力強さと筆の美しさが融合した芸術とも言えます。
そんな日本の伝統と文化に裏打ちされた「書き初め」について簡単に紹介しています!
書き初めとは?
書き初め(かきぞめ)とは、日本の年中行事の一つで、新年になって初めて毛筆で字や絵を書くことです。
旧暦時代には、旧暦の1月2日に行われました。
新暦導入以降は、新暦の1月2日に行われます。
書き初めの歴史
まず、若水(わかみず)で墨を摺りました。
そして、恵方に向かって詩歌を書いたのです。
長生殿裏春秋富 不老門前日月遅
(長生殿の中は季節の移り代わりに富み、不老門の前は月日の流れが遅い。)
という漢詩がよく詩歌には用いられていました。
元々は宮中で行われていた儀式でしたが、江戸時代以降は庶民にも広まりました。
書き初めの起源
「書初」という語の初出は、江戸時代前期の京都の俳人・野々口立圃が著した俳諧論書『はなひ草(花火草)』(1636年)です。
書き初めで書いたものは火祭りである左義長で燃やし、その炎が高く上がると字が上達すると言われています。
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「書初」が季語
季語としては、この行為および行事を書初と記しますが、書初めも誤りではありません。
新年の季語で、分類は人事とされています。
書き初めの展覧会
1965年1月7日開催の第1回大会以来、毎年1月5日に書き初めの展覧会が催されています。
東京都千代田区にある日本武道館で公益財団法人日本武道館が主催しています。
この催事は各種メディアによって全国放映され、新年の風物詩となっています。
なお、第50回大会(2014年開催)は幼児から90歳までの全国から集まった予選通過者数で3,298名が参加しました。
参考:書き初め
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